自給自足は本当に安いのか

こんにちは。栄村移住8年目のしんぺー(@shinpei_sakae)です!
今回のテーマは、自給自足(家庭菜園)は本当に安いのか? です。
田舎暮らしの醍醐味、それはやはり畑を持って、自分たちで野菜や米を育てる生活。
僕自身、そんな暮らしがしたくて栄村に移住してきました。
ただ、実際のところ家庭菜園って本当にお得なんでしょうか。
色々計算しながら考えていきます。
それでは行ってみましょう!
ぶっちゃけ全然安くない!
結論から言うと、
原価だけ見れば安い。でも、自分の時間まで人件費として考えると全然安くない。
というのが僕の答えです。
ざっくり計算してみましょう。

まず、家庭菜園にはいくらかかる?
今回は分かりやすく、1アールくらいの畑で家庭菜園をするとします。
1アールは100㎡。だいたい10m×10m、約30坪です。
家庭菜園としては、かなりの量の野菜を作れる広さです。
必要なものをざっくり計算すると、
畑の賃料 10,000円/年
苗・種 10,000円
肥料・堆肥 5,000円
ビニールマルチなど 5,000円
園芸用の支柱・ネット類 10,000円
鍬、スコップなどの道具 10,000円
長靴・手袋・作業着 8,000円
初年度で6万円前後。
もちろん鍬や長靴、支柱などは毎年買うものではないので、2年目以降はもう少し安くできます。
参考までに、2025年の家計調査では、二人以上の世帯が「野菜・海藻」に使った金額は月平均9,715円でした。
仮に一人分の野菜代を月5,000円と考えれば、年間6万円。
ちゃんと収穫できれば2年目以降は原価だけなら家庭菜園の方が安くなる可能性は十分あります。
特に夏野菜は強いです。
キュウリ、ナス、ピーマンなんかは、一つの苗から「もういいよ」というくらい採れます。
しかも田舎では、自分で作っているのに近所からも野菜をもらいます。
夏になると冷蔵庫がキュウリに占領される。
「腐るほどある」という慣用句を文字通り体現するのが田舎暮らしです。

でも「自分の時間」を入れると話が変わる
問題はここからです。
畑は苗を植えれば、勝手に野菜ができるわけではありません。
畑を耕す。苗を植える。肥料を入れる。支柱を立てる。水をやる。草を取る。病気や虫を確認する。そして収穫する。
春から秋まで、ずっと何かしらあります。
例えば最初の畑づくりや植え付けに数日。
植え付け後2週間、毎日30分水やり(着替えなども含める)をすれば約7時間。
4月から9月まで毎日30分畑を見るだけでも約90時間。
さらに週1回、草取りをすると40時間前後。
かなりざっくりですが、年間100〜150時間くらい使っても不思議ではありません。
これを仮に時給1,500円で計算したら、
15万〜22万5000円。
はい。
スーパーで買った方が安いです。
しかも、これだけやって必ず収穫できるわけではありません。
虫に食べられる。病気になる。大雨でダメになる。獣に食べられる。
僕自身、トマトなんかはスーパーに並んでいるような綺麗なものを作るのは、結構難しいなと感じています。

なので、食費を節約したいから家庭菜園をやるという目的なら、おすすめしません。
お金に換算できない価値がある
ここまで散々計算しておいてなんですが。
僕は、家庭菜園の人件費を計算すること自体野暮だと思っています。
だって、畑にはお金で測れない価値があるからです。
毎日少しずつ野菜が育つ。
初めて実がつく。
それを自分で収穫して、その日の夕飯で食べる。
外で汗をかくこと自体も気持ちいいですし、子どもと一緒に苗を植えたり、収穫したりするのも楽しい。
僕自身、今は「畑をやっていくら得したか」なんてほとんど考えていません。
子どもたちと畑に行って、自分たちが食べるものを少し作る。
それくらいが一番楽しいと感じています。

結論:節約ならスーパー。暮らしを楽しむなら畑
ということで、まとめです。
原価だけ見れば、家庭菜園は節約になる。
ただし、
自分の時間や手間、失敗するリスクまでお金に換算したら、スーパーで買った方がお得。
ただ、家庭菜園の価値はそもそもそこではありません。
「田舎に行けば何でも安くなる」
みたいな話をたまに聞きますが、そんなことは全くありません。
安いから田舎に住むのではなく、お金では買えないものに価値を感じるから田舎に住む。
僕にとって、家庭菜園もその一つです。
節約のためではなく、畑で過ごす時間そのものを楽しめそうなら、ぜひやってみてください。
皆さんの移住の参考になれば幸いです。
移住相談も公式LINEで受け付けていますので、お気軽にご相談ください。
それではまた。




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